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ガラスコーティングの撥水・親水の違いってなに?

自動車用ガラスコーティングには、コーティング剤によって水弾きに違いがあります。水弾きの違いは、大きく分けると「撥水性」と「親水性」の2種類にわけられます。近年では、「撥水性」と「親水性」だけでなく、撥水の特徴によって「疎水」や「滑水」と呼ばれる水弾きタイプのコーティングも出てきています。そこで今回は、コーティングを選ぶ際の参考になればと思い、それぞれの水弾きの特徴とメリットなどについて解説していきます。

 

水弾きの種類

水弾きの種類は以下の通りです。

・撥水性

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撥水性とは、水を弾く性質です。水が球状になりコロコロと弾くので洗車をしていて気持ちが良く、視覚的にも水弾きの効果が実感できます。また、洗車時には、水玉が汚れを集めて落ちていくので、汚れが落としやすいという特徴もあります。

・親水性

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親水性とは、水をかけてもベターっとボディー表面となじむため全く水が弾きません。水が弾かないため、水の膜が張ったような状態になるコーティングです。

・疎水性

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疎水性とは、撥水と親水の中間ような水弾きをするコーティングです。水玉がボディー表面と馴染みやすく、イオンデポジットや水垢が付着しづらく、洗車時の汚れ落ちにも優れています。

・滑水性

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滑水性とは、水が流れ落ちるコーティングです。撥水コーティングに似ていますが、傾斜が少なくても滑水状態になります。洗車時の汚れ落ち、拭き上げ性に優れています。

水弾きごとの特徴

・撥水性

撥水することで、雨や水滴が水玉となり、コロコロと弾くため、水をかけるだけでボディーに付着した汚れが落としやすくなります。水分の拭きとりも簡単に出来るため、洗車作業にかかる時間を軽減できます。また、撥水が好きな方にとっては、雨の日や洗車時に撥水しているため、見栄えも良くキレイに見えます。一方で、水玉となった水滴を放置したままにしてしまうとレンズ効果を引き起こし、塗装面にイオンデポジットや水垢を付着させてしまうこともあります。屋内駐車が出来る環境や頻繁に洗車をする必要がありますので、注意が必要です。

・親水性

親水の特徴は、水滴がボディー表面になじむことで、水が塗装面に膜状に広がり、ゆっくり引いていくのでイオンデポジットや水垢が付着しにくいという点です。特に黒色や紺色などの濃色車では、水垢やシミなどが付着しやすいので濃色車や洗車頻度が少ない方に向いています。しかし、塗装面に水滴がなじみやすいため、洗車時のふき取りがしにくいことやルーフなど平面が多い車には水滴が残りやすい面もあるので、注意が必要です。

・疎水性

疎水は、撥水と親水の中間の性能と同様で特徴も両方の中間です。親水と比べるとはシミや水垢が付きやすいですが、洗車時の汚れ落ちが良く、拭き上げもしやすいです。撥水と比べると、水はけも良く、雨が降った後でもボディーに水が残りにくく、シミや水垢が付きにくいです。一方で小雨など水量が少ない時には、疎水の効果が実感できないこともあります。

・滑水性

滑水は、撥水がさらに水滴が滑り落ちるかのような弾きをすることが最大の特徴です。撥水と同様に水をかけるだけでボディーに付着した汚れも落としやすく、洗車時の拭き取りも非常に簡単に行えます。撥水以上の水弾きをするので、コーティング施工後の満足感も撥水以上です。しかし、撥水と同様に水玉となった水滴を放置したままにしてしまうとレンズ効果を引き起こし、塗装面にイオンデポジットや水垢を付着させてしまうこともありますが、撥水よりも残る水玉が小さいものが多いので、付着後の対処がしやすいです。

水弾きの特徴を理解して愛車に最適なコーティング選びを!

ガラスコーティングには、様々な撥水効果があり、メーカーによっては撥水の名称が異なる場合もあります。また、ガラスコーティングの施工には、コーティング剤塗布や下地処理に卓越したプロの施工技術が必要です。クルマキレイの施工店では、あなたのお車環境をしっかりとヒアリングして愛車に最適なコーティングを提案してもらえます。愛車に最適なコーティング選びと最高のコーティング施工を行うには、プロの施工店に相談してみましょう。

  • Category:技術情報
  • Author:株式会社 アイデンティカ