GWに愛車のエンジンルーム点検をしてみませんか?
3回目の緊急事態宣言が発令され、今年のGW(ゴールデンウィーク)も不要不急の外出を控え、自宅で過ごすという方も多いと思います。そこで、GWに愛車のエンジンルーム点検を自分でやってみませんか?今回は、自分で出来る愛車のエンジンルームの点検について解説を行います。
エンジンルームで点検すべき点は5つ
車のボンネットを開けるとあるのが、エンジンルームですが、エンジンはもちろんバッテリーやエンジンオイルなどが配置しており、見るからに複雑でなんだか触ったらいけない雰囲気があり、敬遠してしまっているカーオーナーも多いと思います。しかし、点検すべきポイントを押さえてしまえば、実は簡単です。
点検すべきポイントは、以下5つのポイントです。
・エンジンオイルのチェック
・冷却水のチェック
・ブレーキフルードのチェック
・バッテリー液のチェック
・ウィンドウウォッシャー液のチェック
エンジンオイルのチェック
エンジンオイルの点検は、エンジンオイル点検用スティック(オイルレベルゲージ)を抜き、先端に付着しているオイルをふき取って元通りに差し込みます。その後、もう一度抜き、先端に付着しているオイルの量で確認します。レベルゲージの上限(FULL)と下限(LOW)の間内に収まっているか、オイルの色が極端に黒ずんで否かを確認します。オイルの量が不足している場合は、補充してください。黒ずんでいる場合は、交換のサインですので交換してください。上限以上の場合には、補充しないように注意しましょう。交換に関しては時期やタイミングがありますので、各車両のメーカー推奨に準じて交換してください。
冷却水のチェック
ラジエーターのキャップ近辺から伸びたパイプの先のリザーバータンクに入っているのが冷却水です。冷却水はエンジンを冷却するために必要な溶液です。冷却水が入っているリザーバータンクの液面を目視で確認し、上限(FULL)と下限(LOW)の間内に収まっているか確認してください。液が減っている場合には、適切に薄めたクーラント補充液を補充してください。減りすぎている場合には、エンジン異常が考えられるので、整備工場などで確認してもらいましょう。
ブレーキフルードのチェック
ブレーキフルードとは、フットブレーキ(油圧式)を作動させるための大事なフルード(液)です。ブレーキフルード液のリザーバータンクを目視で確認し、側面にある上限(FULL)と下限(LOW)の間内に収まっているか確認してください。ブレーキ系統に消耗が無ければ、それほど減りませんが、減っていた場合は補充してください。減りが激しい場合は、ブレーキ系統の消耗や液漏れが考えられますので、整備工場などで確認してもらいましょう。
バッテリー液のチェック
バッテリー液は、車を使用していれば少しずつ減っていくものです。バッテリー点検時には、バッテリー液がバッテリー側面にある上限(UPPER LEVEL)と下限(LOWER LEVEL)の間内に収まっているか確認してください。バッテリー液量が下限(LOWER LEVEL)以下の場合は、バッテリー液を補充してください。下限(LOWER LEVEL)以下のまま放置してしまうと最悪の場合、バッテリーの破裂など大事故に発展する恐れがあります。極端に少ないなど状況によっては、バッテリー自体の交換も検討しましょう。
ウィンドウォッシャー液のチェック
ウィンドウォッシャー液は、エンジンルーム内のワイパーマークが描かれたタンクに入っています。タンクのフタを外して、ウォッシャータンク内の液量が上限(FULL)と下限(LOW)の間内に収まっているかを確認します。不足している場合は、ウォッシャー液を補充してください。ウィンドウォッシャー液が空の状態でスイッチを入れると、ポンプが破損する恐れがありますので、液がなくなったら速やかに補充するようにしましょう。
3回目の緊急事態宣言が発令され、旅行や帰省することが難しく、外出せずに家で過ごす方が多いと思います。そんな時は、愛車のセルフ点検を行って、充実したGWを過ごしましょう。