スタッドレスタイヤからの切替はお済でしょうか?
雪が降る地域に住んでいたり、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを趣味にしていたりする人は、夏タイヤと冬タイヤの季節による使い分けが必要ですよね。夏タイヤから冬タイヤへ交換する時期は、降雪情報やレジャーへのお出かけ前など交換するタイミングを判断しやすいですが、冬タイヤから夏タイヤへ戻す時期については、いつ頃戻すのがベストなタイミングなのか判断が難しいです。ついつい後回しにして、気が付いたら「もうゴールデンウイークなのにまだ冬タイヤを履いてる!」なんてこともありますよね。そこで今回は、冬タイヤから夏タイヤへの交換時期やタイミングについて解説していきます。
夏タイヤに戻す時期やタイミングはいつがベスト?
冬タイヤから夏タイヤへ戻すタイミングに悩む方が多いのが、4月下旬から5月上旬になっても雪が降ることがあるからです。ゴールデンウイークなどに高地や豪雪地域にお出掛けする場合などは、残雪や路面の凍結の恐れがあるため、冬タイヤのままの方が良いでしょう。しかし、確実に雪道や凍結路面を走行することが分かっている場合を除けば、3月~4月中旬頃までに冬タイヤから夏タイヤへの履き替えをおススメします。
・暖かくなってきたら夏タイヤへ切り替えましょう
冬タイヤは、雪道など低温の路面でもグリップ性能を発揮できるように寒い中でもゴムの柔らかさを維持できるように設計されています。そのため、春になって路面温度が上昇してくると、ゴムが柔らかくなりすぎて制動距離やグリップ性能が夏タイヤに比べて差が出てきます。また、冬タイヤは雪道や凍結路面には対応していますが、濡れた路面や乾いた路面などでは、夏タイヤの方が排水性耐摩耗性を含め、性能が高いです。
夏タイヤへの交換時期やタイミングを決定する時の注意点
夏タイヤに戻す時期の目安は、3月~4月中旬頃となりますが、残雪のある地域へ行く予定や季節外れの降雪の恐れがある場合には、安全面を考慮し、慎重に交換時期を判断しましょう。また、お出掛けする際の道中に冬タイヤを全く必要としない場合には、夏タイヤに交換したうえで、タイヤチェーンの携行することも検討しましょう。ウィンタースポーツをされる方や降雪地域にお住まいの方は、万一の場合に備えてタイヤチェーンを常備しておくのも良いでしょう。
冬タイヤから夏タイヤへの交換は、適切なタイミングで行うことで安全にドライブすることが出来ますし、冬タイヤの摩耗を防ぐことにもつながります。
忘れずに冬タイヤから夏タイヤへ交換を行いましょう。