コーティング前処理って何をやっているの?
ガラスコーティングの施工を行う際に欠かせない作業として「下地処理」と呼ばれる工程があります。下地処理とは、ガラスコーティングを施工する前の塗装面をコーティング効果を高めるために行う作業のことです。この作業が非常に重要で、ガラスコーティング施工後の仕上がりの艶感や撥水性能などガラスコーティング本来の性能に影響してきます。そこで今回は、下地処理について解説していきます。
コーティング前の下処理ポイント
・ボディーチェック&洗車
ガラスコーティング施工をする車が入庫した際に、まず最初に行うことがボディー状態の確認と洗車です。ボディーに付着している汚れや鉄粉、塗膜状態の確認を行い、コーティング前に必要な作業の確認を行います。ボディーチェックの時にはまず洗車を行い、洗車で落とせる汚れを落としてからチェックすることが重要です。
・鉄粉除去
居住環境や駐車場の立地条件などによってお車には鉄粉が付着していることが多くあります。鉄粉の付着がある場合には、ケミカルで除去するのか、粘土やクレイクロスなどを使用して除去するのかを判断して、お車の状態に最適な除去方法で除去します。
・ボディー磨き
磨き作業は、ガラスコーティング施工において非常に重要な下地処理の工程となります。磨き作業では、ボディーについた洗車キズなどの小キズ除去や塗装面の調整などを磨き用ライトを使用して作業していきます。車の状態を見極め、ポリッシャーとバフ、コンパウンドの3種類を最適な組み合わせで使用することで、必要以上に塗装面を磨かかずにキレイな状態へ仕上げます。
・最終洗車&脱脂
脱脂作業は、ガラスコーティング施工前最後の下地処理の工程となります。脱脂とは塗装面に付着している油脂や化学成分などを除去し、ガラスコーティング塗布に最適な塗装面へとする作業です。脱脂をしていない車へガラスコーティングを施工すると、塗装面に残っている油脂とガラスコーティングが反応してムラになる事もあります。
ガラスコーティング本来の性能を得るためにも
ガラスコーティングの施工には、コーティング剤の塗布だけでなく前処理としての下地処理が必要な作業です。下地処理に不備があると効果が薄くなるだけでなく、場合によってはムラの発生原因となることもあります。プロの施工店では、ガラスコーティング施工前に鉄粉除去や磨き作業などの下地処理を行うことで愛車を完璧な状態にしてからガラスコーティングを施工しますので愛車に深いツヤをもたらします。